ゆぎょ

イエローチッチとざしきちゃん   地球に来てから長く旅を続けている『ゆぎょ』は、 自分がどこから来たのか、何者であったのかを忘れていました。 地球の美しさに感動し、ただ旅を楽しむ普通の生活。 過去のことはよく覚えていないけれども、そんな旅の生活が ゆぎょの心を落ち着かせ、また豊かにするのでした。   ある日、ゆぎょがのんびり京の街を歩いていると、 道ばたで小鳥が倒 ...
そう遠くない未来。 このお話は、人だったり動物だったりが同じ言葉を話して共存する 少しファンタジーな世界でのお話です。   * * *     皇子「ゆぎょ」を探せ!   この物語は、地球だけにはとどまりません。 今回は、遠く離れた宇宙のお話です。   宇宙一の暴れん坊バズーガ星の王様『キングバズーガ』は手下を使ってやりたい放題。 ...
お地蔵様のお導き     夢枕に立ったお地蔵様と、ゆぎょの語らいは続きます。   「お地蔵様、わたしの過去って・・・それと今日の怪物とがどう関係するのか、わたしには・・・」     「記憶が戻ればあなた自身どうすればいいか分かるはずです。 そしてもうその姿は必要ないでしょう」   お地蔵様の持つ月の形の錫杖が明る ...
お地蔵様ふたたび     その夜、かぶり笠の中で眠るゆぎょの夢枕には、久しぶりにお地蔵様が現れました。 このお地蔵様は、まだざしきが旅の一行に加わっていなかった頃に 一度ゆぎょの夢枕に現れたお方。   もともと一人で世界各地を旅し、ただただこの世界の美しさに感動し、 もちろん旅先でたくさんの人々と出会ったゆぎょですが、 一緒に旅する相手はずっとおらず、気 ...
かぶり笠でひと休み     一緒に旅を続けてきたざしきがモノノケに連れ去られてしまい、 それから休むことなくざしきを追っていたゆぎょとイエローチッチでしたが、 気がつけば辺りは暗くなっていました。 そしてあっという間に夜が来て、さっきまでワァワァ喋っていたイエローチッチも ぐったりとしてゆぎょに抱かれたまま黙りこくっていました。   「チッチ、そろそろ休 ...
我に帰ってざしきを追え!     全てはあっという間の出来事でした。 さっきまで、虹色に輝くお花畑で花かんむりを作って 喜んでいたざしきが謎のモノノケにさらわれて、 今ここにいないのです。   「ざしきちゃんが・・・」   ゆぎょが何とかとっさに投げた刀は、 宙を舞いながら少し手前に落下してしまっています。   ...
まさかの事態に・・・     頭上が暗くなり、ふと見上げた空には大きな鳥が見えました。   「違う! 普通の鳥じゃない! モノノケだ!」   ゆぎょが叫ぶと同時に「錫杖」の中にいる妖も悲鳴をあげました。 モノノケを懲らしめるために使用する錫杖には、 毛虫のような妖がセットされていて、 この妖が悲鳴をあげると近くに危険なモノノケがいる事が ...
つかの間の癒し     宇宙人・ムラビヨとの一件から、いろいろと思うことのある ゆぎょ一行でしたが、そのまま歩みを止めることなく さらに東へ進むと大きな花畑に行き当たりました。   その花畑はよく見ると普通の花畑とは違います。 普通ではありえないような綺麗なグラデーションの花畑で 虹のように光っているのです。   早速花畑に入って花 ...
胸騒ぎがする・・・     ムラビヨが消えてしまってから、ずっとゆぎょは考えていました。   あの紫の宇宙人から聞いた話を思い出していると、 なんだか心がざわつきます。   『皇子』『バズーガ星』『マルビヨ』   「何か忘れているような気がする・・・」 思わずゆぎょが呟くと、   「旅を続ければ答えに ...
ムラビヨはただ暴れたいだけ?     紫の宇宙人『ムラビヨ』から、色々と話を聞きだすことに 成功したゆぎょ。   昔、バズーガ星を捨てて姿を消した皇子がどうやら地球にいるらしいのです。   宇宙人の目的がわかってきたのですが、肝心の皇子の居場所については、 どうもあやふやです。   「マトは絞れている!」   ...