『魔女の黒い森』へ

 

腫れ上がった尾ひれもどんどん回復してきた頃、

イヌメンZに抱きしめられた(持ち上げられた、の間違い)ことを

毎日思い出してはニヤニヤしているぽちまり。

 

その話を何度も聞かされた幼馴染のららっこ君は、

 

「イヌメンZと付き合いたいなら、

人間にならないとダメなんじゃない?」

 

とぽちまりを笑います。

 

「そ、そんなことないもん!」

 

と言い返すぽちまりの傍らで、

つっきーが一人落ち込んでいました。

 

(私の魔法だと30分しか足が生えない・・・。

今回のことは、私がまだまだ未熟な魔女だから

ダメだったんだわ)

 

そう考えていたつっきーでしたが、

深海の魔女と恐れられるおばあちゃんに

頼めばなんとかなるのでは? と思いつきます。

そこで海の底にある“魔女の黒い森”へぽちまりを

連れて行きました。

 

* * *

 

『魔女の黒い森』は、人魚たちが暮らす海の底よりも、

もっともっと深い底に広がる暗い森。

滅多に普通の人魚たちが訪れることのない森です。

 

それでも、ここはつっきーのおばあちゃんである

『深海の魔女』が住んでいるので、

つっきーにとっては馴染みのある場所。

しかしぽちまりは、初めて入る黒い森に怯えています。

 

「もう少しだから。頑張ろう、ぽちまり」

と声をかけるつっきー。

「そ、そうね。ゼット様と付き合うためだもん。頑張らなくちゃ」

とぽちまり。

 

ぽちまりを励ましながら、『魔女の黒い森』を進んでいきます。

そうしていくと、岩場に小さな洞窟が見えました。

 

「おばあちゃん、ぽちまりを連れてきました」

 

つっきーが声をかけると暗闇から魔女が現れ、

ぽちまりを見るなり何やら呪文を一つかけました。

一瞬身体の周りがキラキラ光り、

ぽちまりの尾ひれは人間の足に変わりました。

 

「起きている間だけ人間の足になったよ」

 

深海の魔女は、そう呟くと洞窟の中に戻って行きました。

 

 

 

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